一条工務店の営業さんは決まって「一条の家は全面タイル張りでメンテナンス費用がお得なんですよ~」と言ってきますが、ぶっちゃけ聞いていてよくわからないまま凄そうに感じていませんか?
そこで今回は一条工務店の外壁「ハイドロテクトタイル」と一般の「モルタル」「サイディング」の特徴や違い、比較について紹介していきます。
記事の最後では、住宅展示場に行くことなく複数のハウスメーカーから「間取りプラン」「資金計画」「土地探し」を”無料”でしてもらえるサービスについて紹介します。
住まいのライター
マツコ
毎日奮闘しながら念願のマイホームを購入!
普段は会社員をしている住まいのライターです。嫁と愛娘とドラクエと漫画が大好きです。
リアルな体験談を発信していきましす。
3つの外壁の特徴早見表
まずは詳細に入る前に、3つの外壁の特徴を大まかな表にしてみました。
ハイドロ | サイディング | モルタル | |
---|---|---|---|
施工時間 | 早い | 早い | 遅い |
費用 | やや高い | 安い | 高い |
耐久性 | 強い | やや強い | 弱い |
劣化速度 | 遅い | 早い | 早い |
修繕費 | 安い | 高い | 高い |
ハイドロテクトタイルの施工時間が早いのは、外壁が出来上がった状態で工場から運ばれてきて、組み立てるだけの状態になっているからです。
表からも分かるように、性能の良さや費用面を踏まえたオススメ順は
「ハイドロテクトタイル>サンディング>モルタル」
このような順になります。
では、ここからはそれぞれの外壁の詳細を紹介していきます。
一条工務店の外壁「ハイドロテクトタイル」とは
一条工務店の外壁「ハイドロテクトタイル」とは、外壁の理想とされる「タイル」にTOTOの光触媒技術「ハイドロテクト」を組み込んだタイルです。
主な特徴は以下の通りです。
汚れが勝手に落ちる「セルフクリーン効果」
ハイドロテクトタイルには太陽の光で汚れを分解し、雨で洗い流す「セルフクリーニング効果」があります。
モルタル外壁、サイディング外壁、普通のタイル外壁では月日と共に汚れが沈着してしまいますが、ハイドロテクトタイルだと勝手に汚れが落ちていくんです。
耐久性の高さ
ハイドロテクトタイルは耐久性が他の外壁と段違いで、
- 汚れ
- 変色
- 劣化
- 傷
- 火・熱
- 水・寒さ
このような効果があります。
普通の外壁はこれらの耐久面でハイドロテクトタイルより劣りますが、ハイドロテクトタイルはとにかく頑丈なので何年経ってもほとんど劣化しません。
メンテナンス費用の安さ
モルタル外壁やサイディング外壁の場合、10年ごとに外壁の再塗装や、シーリングと呼ばれる外壁間の接合材の部分的な打替が必要になり、費用としては約100万円必要になると言われています。
また、30年目には外壁の再塗装や張替、シーリングの全打替などが必要になり、約400万円のメンテナンス費用が必要となります。
一方、ハイドロテクトタイルを採用した場合は30年目にシーリングの全打替で約70万円必要となる以外はこれといったメンテナンスが不要です。
ハイドロ | その他 | |
---|---|---|
10年目 | 0円 | 102万円※➁ |
20年目 | 0円 | 102万円※② |
30年目 | 68万円※① | 401万円※③ |
40年目 | 0円 | 102万円※② |
合計 | 68万円 | 707万円 |
表を見ても分かる通り、メンテナンス費用の差が40年で約640万円にもなるんです。
気になる費用は?
一条工務店はハイドロテクトタイルを全面に推していますが、実はオプション扱いです(笑)
i-smartはキャンペーン価格で一坪当たり1万円(2017年3月より)でハイドロテクトタイルを貼ることができます。
全面貼りにするか部分貼りにするかで予算も変動しますが、全面が一番人気のようです。
ちなみに他社で類似タイルを貼った場合の見積もりは3倍くらいになるので、自社工場でハイドロテクトタイルを作っている一条工務店のコストパフォーマンスはかなり高いんだと痛感しました。
モルタルとは
モルタルとはセメントと砂を水で練ったものです。
下の画像のような外壁って結構見たことあると思います。
▼モルタル外壁
1960年〜1980年に建築された住宅ではモルタル外壁が多かったようですが、最近のトレンドはサイディングに移行しています。
モルタル外壁のメリット
モルタル外壁はセメントと砂を水で練ったものが材料なので熱くなりにくいです。
また、職人さんの腕次第ですが、オリジナル性の高いデザインにしてもらうことができます。
モルタル外壁のデメリット
モルタル外壁はひび割れしやすいというデメリットがあります。
▼ひび割れしたモルタル外壁
こんな感じでひび割れしている家って結構見かけますよね。ここから水が入ると、家は一気に劣化してしまいます。
また、職人さんがパテを使って一から作業するので施工時間が長いというデメリットもあります。施工時間が長いという事は人件費も掛かるので総じて費用も高くなってしまいます。
サイディングとは
サイディングは主にセメント質と繊維質を主な原料としている外壁材です。
といっても材質のバリエーションが豊富で「窯業系」「木質系」「樹脂系」「金属系」があります。
▼サイディング外壁各種
サイディング外壁のメリット
サイディング外壁は従来のモルタル外壁と比べて以下のようなメリットがあります。
- 耐水性に優れている
- 耐天候性に優れている
- 種類・デザインが豊富
- 品質が安定している
- 施工時間が短い
サイディング外壁は工場で作られたサイディングボードと呼ばれる板をシーリング材で繋ぎ合わせるだけなので、職人さんの手作業で作るモルタル外壁と比べて施工時間も費用も大幅に安く済みます。
モルタル外壁より耐久性もあり、デザインも豊富なことから近年は主流の外壁になっています。
サイディング外壁のデメリット
サイディング外壁は従来のモルタル外壁と比べて以下のようなデメリットがあります。
- 熱を吸収しやすい
- 10年ほどで劣化する(サイディングボードの反りやコーキングの劣化)
新品の内は耐久力があるのですが、次第に本体のサイディングボードが劣化してしまいます。
モルタル外壁のようにひび割れ・・・ということはありませんが、サイディングボードの反りやコーキングの劣化による耐水性の悪化により外壁の貼り換えが必要になってくるんです。
初期費用は安く済むので人気を誇るサイディングですが、長い目で見た時にメンテナンス費用が掛かるのでトータルの費用はモルタル外壁とそんなに変わらないかもしれません。
まとめ:一条工務店の外壁「ハイドロテクトタイル」
今回は一条工務店の外壁「ハイドロテクトタイル」と一般の「モルタル」「サイディング」の特徴や違い、比較について紹介していきました。
結論は「ハイドロテクトタイル」の圧勝ということです。
冒頭の特徴早見表で紹介したように、耐久性や長い目で見た場合のメンテナンスを考えると選ばない理由がないくらい優秀な内容だと思います。
もともとタイル貼りは他の外壁よりも優れているのは分かっていたんですが、どうしてもコストが掛かるのが唯一のデメリットだったと思います。
しかし、ハイドロテクトタイルは一条工務店が自社工場で作成しているのでかなりコストパフォーマンスが高く、唯一のデメリットもカバーできているのがありがたいところです。
家選びを始めた頃って外観のデザインで迷ってしまいがちですが、実際には耐久性や長い目で見たメンテナンス費用の方が重要となります。外壁一つにしろ迷うべきポイントは「性能」というわけです。
今回紹介した内容があなたの外壁選びの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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